最初の入居から半世紀を経た日本最大級の住宅地「多摩ニュータウン」の移り変わりを空撮で捉えた記録で振り返る写真展が東京都多摩市落合2丁目の複合文化施設「パルテノン多摩」で開かれている。クラウドファンディング(CF)で撮影費用を募り今年撮影された写真も展示。再生時期を迎えた街の変遷が見て取れる。
多摩、稲城、町田、八王子の4市にまたがる多摩ニュータウンは、都心の人口集中と住宅不足を解消しようと山を削って造られた。1971年に多摩市の諏訪永山地区への入居が始まり、約3千ヘクタールに及んだ開発が2006年まで続いた。
この間、都や日本住宅公団(現UR都市機構)が航空写真で記録を残した。開発を終えてからは、千枚以上の写真が地域の変化や開発の経緯を伝える資料としてパルテノン多摩に寄贈された。
その後、記録を引き継ごうと…